世界のどこにもないシステムをつくる

ファームウェアエンジニア
上村 浩喜(2006年入社)
総合情報学部出身

AIやデータサイエンスなど
最先端を基礎から学べる

中学生の頃に、職業を紹介する授業でSEという言葉に出会い、調べてみたのがエンジニアに興味を持つきっかけでした。知れば知るほど面白いと感じて、この業界に入ろうと思いました。大学では、一般的なソフトウェアから組み込みのファームウェアまで、幅広く学ぶことができ、卒論では画像認識技術で金属と非金属を解析することを研究テーマにしました。機械学習には取り組んでいましたが、現在のように新しい並列処理はない時代でした。AKKODiSの最近の研修では、AIやデータサイエンスを基礎から最新の技術まで学ぶことができるので、復習の部分もありますが、すごく楽しいですね。

自分が開発に関わった自動車が
街を走る姿を見られる喜び

最初のプロジェクトでは有名な自動車メーカーでECU(電子制御装置)の開発に携わりました。当時は複数のECUを別々の部署でつくっていたため、一括してデバッグするシステムはありませんでした。世界のどこにもないシステムをつくるプロジェクトです。まずは、誰も使ったことがないサービスの良さを伝えることからスタートしました。多くの部署を巻き込んで、ものをつくる経験は大変でしたがとても有益でした。ファームウェアエンジニアの魅力は、自分がつくっているものが世の中に出回って、目に触れるところですね。自分たちの関わったソフトウェアを組み込んだ自動車が走っているのを見たり、家族とドライブするときに子どもに話したりすることができるのが、ものづくりの一番の喜びです。

チームでお客様のプロジェクトに
参加することはAKKODiSの大きな強み

チームとしてプロジェクトに参加するため、お客様からは「AKKODiSさん」と呼ばれます。チームで長期のプロジェクトに関わり、メンバーが入れ替わっても情報を共有することができるので、「チームAKKODiS」と言われることも多く、お客様から「AKKODiSさんって、僕たち社員よりも会社のことを良く知っているよね」と言われることもあります。エンジニアの仕事は常に世の中の動きをキャッチアップしていかないといけないと思っています。私たちは大手企業のプロジェクトに参加することが多いのですが、お客様の中には自社の製品しか知らなかったり、自社で自分が担当した製品の技術しか知らない方がたくさんいらっしゃいます。それに比べてAKKODiSの社員は複数の企業の複数の製品の開発に関わっているため、常に多様な視点で技術を見ることができます。それがAKKODiSの強みになっているのです。

全社員をお客様の問題解決が
できるエンジニアに育てる会社

私がチームメンバーとして関わったプロジェクトでは、お客様のテスト工程を自動化することで工数を大幅に削減することができました。当時は1週間ほど要していたのですが、グローバル企業が3日でできるというのを聞いて、そこをめざしました。その結果、3日で終わるように改善することに成功し、世界と戦えるレベルにもっていくことができたことも大きな自信につながりましたね。エンジニアの仕事は、技術を通して世の中の問題を解決することであると言い換えてもいいと思います。しかし、それを基礎から教えてくれる会社はなかなか見当たりません。AKKODiSがすごいと思ったのは、全社員を問題解決のできるエンジニアに育てるという考え方です。そこはビジネスマンとしてもエンジニアとしても、すごく成長できる部分ではないでしょうか。

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