多様な挑戦の機会があるから、キャリアの可能性が広がる。
データサイエンティスト
野間 敦(2001年入社)
生物理工学部出身
メカエンジニアからデータサイエンティストへ
新卒でAKKODiSに入社し、約20年間メカトロニクスエンジニアとして、主に自動車や電車など車体の構造関係のCAE解析に携わってきました。私が入社した当時、CAE解析はまだ新しい技術で、物を作らずPC上で模擬実験を行うことにより、試作コストや試作時間の大幅な削減が実現しました。自分が携わった製品が世に出て、今でも街中で見かけることはエンジニアとして大きな喜びですね。現在はデータサイエンティストとして、機械学習を用いて自動車の電池の寿命を予測診断し、問題をゼロに近づける技術の開発を行っています。
ビッグデータを扱う重要性に気がついた
データサイエンティストを志した理由は、メカ分野におけるデータ活用はIT業界に比べて遅れており、データサイエンス技術とメカ知識の両方を兼ね備えた人財が不足していると感じたからです。IT業界に比べてプロジェクトのサイクルが遅いことも理由の一つでしょう。しかし、製品の一部分ではなく全体像を包括的に判断するために、ビッグデータを扱えることは重要だと感じます。まずは既存データを用いることで製品企画の意思決定の一助となることを目指し、次の段階では意思決定の材料としてどんなデータをどう取るのかという経営判断も含めて考えられる人財を目指しています。
入社以来、多くの成長機会を与えてもらった
学生のみなさんにAKKODiSの魅力を伝えるとしたら、挑戦する機会がたくさんある点でしょうか。今回データサイエンティストに応募したこともそうですが、英語留学、ヨーロッパでの就業、経営学を学びに大学院へ行く際の業務上の配慮など、私自身、入社以来さまざまな成長機会を与えてもらいました。かつて私がそうだったように、技術だけで食べて行こうとすると、いつかどこかで疑問が生まれる時期がやってきます。それを払拭するために転職という手段もありますが、AKKODiSなら社内にいながら多様な道を選択することができ、他社よりもキャリアの可能性が広がっているのではないかと思います。
会社に在籍しながら起業し、社会に貢献したい
AKKODiSの強みは人財育成ですから、私もリーダーとして若手が効率よく幸せに成長できる環境を提供したいと考えています。大学院で経営学を学んだことで、対経営者や対メンバーに対しての説明力が身についたと思っています。また、製品がどのようにエンドユーザーに使われ、どんな問題解決が必要なのか、大きな視点で物事を考える上でも役に立つでしょう。大学院に通っていた際コンペに出場し、エコに貢献するという観点で賞をいただきました。将来はAKKODiSに在籍しながら起業し、入賞した企画を実現化することで人と社会に貢献できたら嬉しいです。まだまだ挑戦に終わりはありません。