エンジニアの仕事やライフスタイルを徹底解剖!未経験から転職した人100名の声

公開日:2019.10.15

ITエンジニア職種
 

近年、ITの進化やAIの普及により、エンジニアの需要がより高まっています。みなさんの中にも、エンジニアへの転職に挑戦しようと考えている方もいるのではないでしょうか。そんな方に向けて本記事では、実際に未経験からエンジニアへの転職をした100名にアンケートを実施。実際の仕事内容やライフスタイルについて伺いました。

さらに、エンジニア転職に向けた学習方法などを知りたい方は「【アンケート調査】未経験から派遣エンジニアになるには?メリットデメリットも紹介」の記事もぜひチェックしてみてください。

アンケート方法

調査人数:100名
性別:男女
年齢:20~39歳
対象:未経験から派遣エンジニアとして働いた経験のある人
(フリーランスとして1年以上働いた経験のある人を含む)
調査時期:2019年11月

エンジニアの業務について

未経験からエンジニアになった人は、具体的にどのような業務をしているのでしょうか。まずはエンジニアとして最初に携わった業務や使用した言語についてのアンケート結果と、エンジニアになって難しいと感じたことをピックアップしてご紹介します。

最初の業務は「基本設計」「コーディング」「運用・保守」が多い

「未経験から派遣エンジニアになった際、最初の業務はなんでしたか?」

「未経験からエンジニアになった際、最初の業務はなんでしたか?」というアンケートでは、最初の業務として「基本設計」「コーディング」「運用・保守」の業務に携わることが多いという結果が得られました。基本設計は上流工程に位置し、システム開発の成功を左右する重要な業務です。業務量が多いため、メインエンジニアのアシスタントという形でヘルプ業務に携わっていると推測されます。

また、より現場に近い立場で実際に手を動かす業務として、コーディングが2番目に、運用・保守が3番目に多い結果となりました。では次にコーディングで具体的にどのような言語を利用しているのか見ていきます。

最初の言語は「C言語」「HTML」「Java」「JavaScript」が多い

「最初の業務で使用した言語はどれですか?」(複数回答)

「最初の業務で使用した言語はどれですか?」というアンケートを取ったところ、最初に使用した言語としては、「C言語」「HTML」「Java」「JavaScript」の4言語の利用割合が多い結果となりました。

C言語やJavaは、汎用性が高い言語のため、多くのシステム開発の現場で使用されていると考えられます。また、HTMLやJavaScriptはWeb開発の現場で利用される言語です。この結果から、未経験からエンジニアとなった人の多くが、Web開発の現場で働いていることがわかります。

学習で身に付けたものだけでは現場は通用しない

以下で紹介するのは、エンジニアになってから難しいと感じたことのアンケート回答です。

「未経験だとなかなか思うように仕事が進んでいかないなと感じたし、始まる前にイメージしていたものとはギャップを感じました。」
(埼玉県・26歳・女性)

「予め技術を身につけてからやったとはいえ、いきなり未経験での現場はきつかったです。現場が満足するレベルに達していなかったので毎日がまさに勉強となりました。」
(東京都・23歳・男性)

「開発言語の知識など学校などで学んだことが役に立つ部分もありますが、自分で学んだことが全て通用するわけではないと認識をしたほうがいいです。」
(神奈川県・33歳・男性)

「井の中の蛙大海をしらずといったことわざの如く、学んだ知識が通用しないことが多々ありました。プログラムにおける基本的な「見やすさ」という部分に苦労しました。」
(千葉県・22歳・男性)

「独学で学んでいて実際の現場は未経験だったため、いざ仕事となるとわからないことも多く、業務につきながらも日々勉強という感じでした。」
(千葉県・31歳・女性)

回答を見ると、独学や学校などで身につけた知識だけでは、現場で業務を回すことが難しいと感じる回答が多くありました。IT業界は日進月歩の世界であり、身につけた知識やスキルに満足することなく、日々成長する必要があると言えそうです。

また、次のように技術的な知識だけでなく業界特有の知識不足を感じる回答もありました。

「異なる業界からの転職だったので、IT業界特有の知識に乏しく、学ぶことが多かったです。単なるプログラミングの知識だけでは、業務をしていく上では足りませんでした。」
(愛知県・28歳・女性)

「予想以上に専門的な業務が多く、戸惑うこともたくさんありました。毎日が勉強の日々で最初は大変でした。」
(東京都・30歳・男性)

どんなにスキルや知識を身につけても、就業先で満足にできるレベルに到達しているかはわかりません。実際に現場でしか身につけることができない知識やスキルも存在することがわかる回答内容となっています。

未経験エンジニアが実際に求められているスキルとは?

未経験からエンジニアになった人は、具体的にどのような能力が求められると感じたのでしょうか。今後身につけたいスキルを聞いたアンケート結果とともに、未経験エンジニアが身につけるべき能力やスキルを確認しましょう。

コミュニケーション能力が求められる

「未経験のエンジニアに求められていると感じる能力について教えてください」

未経験のエンジニアに求められていると感じる能力についての質問では、多くの回答者が「コミュニケーション能力」と答える結果になりました。エンジニアは一人で仕事をするものだと思われがちですが、実際にはチームで仕事を進めることがほとんどです。この回答結果は、それを裏付けているといえるでしょう。

なお、コミュニケーション能力の重要性については、「また一緒に仕事がしたい!と思われるSEの3つのコミュニケーション術」でも詳しく解説していますので、興味のある方はこちらもぜひご一読ください。

今後身につけたいスキルは「開発力」が一番

「今後どんなスキルを身につけたいと思いますか?」

今後身につけたいスキルについて聞いたアンケートでは、「開発力」と答えた人が最も多く、次いで「コミュニケーション能力」「業界知識」となっています。開発力はエンジニアとしての力量そのものといえるため、多くの人が開発力を重要視していることがわかります。

また、「求められていると感じる能力」で1番多かった「コミュニケーション能力」も2番目に多い項目となっており、エンジニアとしてコミュニケーション能力はとても大切であることが伺えます。

未経験からエンジニアになった人のキャリアパスについて

未経験からエンジニアへの転職を果たした人は、自身のキャリアパスについてどのように感じているのでしょうか。ここからは、「エンジニアへの転職によってキャリアパスが広がったと感じているか」のアンケート結果とその理由についてご紹介します。

100人中90人がキャリアパスは広がったと感じている

「派遣エンジニアになって、自分のキャリアパスは広がったと思いますか?」

「エンジニアになって、自分のキャリアパスは広がったと思いますか?」というアンケートの結果は一目瞭然で、100人中90人もの人が「キャリアパスが広がった」と感じている結果となりました。以下でその理由について見ていきましょう。

実務経験を通じてスキルや知識が身に付くことが重要

「エンジニアとひと言でいっても、業務内容によって全く違う仕事に携わります。多様な仕事を請け負うことができて、スキルの幅は広がりました。」
(大阪府・29歳・男性)

「プロとして働くことで自信がついて知識も深めることができました。これまで以上に幅広く活躍できるようになったと感じました。」
(東京都・33歳・女性)

「プログラム言語は、道具であり、道具の使い方の幅が広がったように思います。様々な使い方を身につけて、どの職場でも活躍できる人材になりたいと考えています。」
(静岡県・25歳・男性)

「覚えることはたくさんありますが、覚えたぶん実力が上がっていると思いますし、コミュニケーションも必要なので、人としても成長できています。」
(東京都・33歳・女性)

「経験が一番の財産になる業種だと思うので、実際の仕事のやり方を経験できたのは良かったと思います。この経験で、さらに大きな仕事に参加できる可能性が広がりました。」
(広島県・40歳・男性)

エンジニアとして実際に働くことで経験とともに知識やスキルが身につき、それをキャリアパスが広がった理由として挙げた人が多く見受けられました。知識・スキル面だけでなく、実際の業務を通してコミュニケーション能力が向上したことも、今後のキャリアパスが広がったと感じる要因の一つとなっているようです。

未経験からエンジニアになった人のライフスタイルとは

ここからは、未経験からエンジニアになった人のライフスタイルについて見ていきましょう。下記は「エンジニアになってからの残業時間」と「希望のライフスタイルになったかどうか」のアンケート結果です。

残業20時間以下は100人中80人!

「派遣エンジニアになってから残業時間は月平均どのくらいですか?」

「エンジニアになってからの残業時間は月平均どのくらいですか?」というアンケートでは、10時間以下と答えた方が100人中46人という結果となりました。また、11~20時間と回答した人も34人おり、100人中80人もの人がひと月に20時間以下の残業であることがわかります。この結果から、未経験からエンジニアになったとしても残業が多いわけではないことがわかります。

半分以上の人が希望のライフスタイルを手に入れることができている

「派遣エンジニアになって希望のライフスタイルになることができましたか?」

「エンジニアになって希望のライフスタイルになることができましたか?」という質問に対して、希望のライフスタイルを手に入れることができたと答えた人は100人中66人となりました。明確に「いいえ」と回答した人はわずか5人に留まり、多くの人がライフスタイルに満足していると考えられます。

残業が少ないためプライベートが充実している

次に、希望のライフスタイルになれたと答えた人の理由をいくつかご紹介します。

「働くペースを自分で管理しているので効率良く仕事を進められるようになりました。おかげで残業時間が減り、プライベートを充実させることができるようになりました。」
(新潟県・40歳・女性)

「安定した暮らしができて、心身の安らぎを得ることができた。残業も少ないので、アフターファイブが充実する。」
(埼玉県・38歳・男性)

「働く時間の管理が容易になり、残業時間も少なくなることでプライベートの時間も取れましたし、苦手な部分の勉強に当てることもできました。」
(群馬県・29歳・男性)

「残業がほとんどないので、前職よりもプライベートを充実させることができています。上司が仕事をしっかり管理してくれるので働きやすいです。」
(千葉県・32歳・男性)

「定時に終わるので、ライフプランを立てやすい。働きやすさを感じたので、さらなるキャリアアップを目指したいと思った。」
(岐阜県・23歳・男性)

残業が少ないことでプライベートが充実している、と答えた人が多く見受けられました。確保できたプライベートの時間を知識やスキルを身につけるための勉強時間に充てている人も多いようです。

学習時間を確保できれば、エンジニアとしてさらにスキルアップが図れるため、希望のライフスタイルになれたと感じる要因になっているかもしれません。

未経験でもエンジニアへの転職は可能!

今回は、未経験から派遣エンジニアになった人100人に実施した、アンケート結果をお届けしました。回答結果を見ると、未経験であってもエンジニアになって満足している人が多いことがわかります。

未経験からのチャレンジは、学習することも多く、決して楽なことばかりではありません。ですが、知識やスキル面は実際に職場で働くなかで初めて身につくものも多くあります。

今回のアンケート結果を見て未経験からのチャレンジに興味が湧いた人は、ぜひエンジニアへの転職も検討してみてください。

AKKODiSでは、エンジニアへの転職を目指す人に向けて、無期雇用派遣の「未経験エンジニア正社員別ウィンドウで開く」や、有期雇用派遣で派遣エンジニアになる別ウィンドウで開くという働き方をご用意しています。ご興味のある人は、お気軽にご相談ください。

(2019年10月現在)

AKKODiSコンサルティングに関するお問い合わせ