WEBエンジニア・ITエンジニアの働き方についてご紹介
公開日:2019.10.15
ITエンジニア職種在宅勤務制度が広まり就労形態が急速に変化していく中で、WEBエンジニア・ITエンジニアの働き方にも大きな変化が訪れています。今回は正社員、フリーランス、派遣社員の3つの視点から、現況に則した働き方のメリットやデメリットを紹介しながら、新しい時代のエンジニアの働き方について解説していきます。
雇用形態で考えるエンジニアの働き方
エンジニアには大きく、正社員、フリーランス、派遣社員の3つの働き方があり、それぞれメリットとデメリットがあります。まずは、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
正社員として働く
メリット
福利厚生制度が充実しており、給与や各種手当、賞与など、収入面でも安定しています。また、営業や事務、経理などの煩雑な雑務は別の部署が行うことが多いため、社内のエンジニア業務に集中することができます。
多くの企業でリモートワークが導入され始めたことによって、勤務場所が社内や出向先に限定されない職場も増えたため、働き方の幅も以前より格段に広がりました。
デメリット
社内規定による賃金以上の大幅な収入増を目指すことが難しい側面があります。また所属する会社の得意とする分野のプロジェクトに業務経験が集中するため、異なる分野の経験や新しい知識を得るためには、業務外で自主的に学習する必要があります。
フリーランスとして働く
メリット
自分で参画したいプロジェクトを選択することができるため、仕事を選ぶ自由があります。また、時間的制約を受けにくく、労働時間を自分でコントロールできます。技術力や経験を積むことで、より単価が高い案件を獲得できるため、自分自身の努力と成果が直接収入の向上に影響します。
デメリット
フリーランス向けの福利厚生制度を利用できますが、企業の福利厚生と比較すると万全とは言い切れません。また、フリーランスのエンジニアはプロジェクト単位で受注することが多いため、長期的に収入を安定させるには、自身の技術力や経験を訴求するポートフォリオの作成や高い営業力が必要です。また、営業、契約、請求、税務などの業務に付随するさまざまな雑務は、自分で行うか外注する必要があります。
派遣社員として働く
メリット
登録している派遣会社の案件の中から、仕事を自由に選ぶことができます。幅広い案件からさまざまな業務に触れることができるため、スキルアップやキャリアプランの幅を持てるだけでなく、高時給案件を選択することで正社員よりも多くの収入を得られるケースもあります。また、営業活動や事務作業等は派遣会社が代替するため、エンジニア業務に集中できます。
デメリット
フリーランスほどではないにせよ、基本的には案件単位での就労が多いため、正社員よりは雇用の安定性に欠けます。
エンジニアにとって、正社員が雇用形態の正解とは限りません。どの働き方も一長一短であるため、自分自身のキャリアプランやライフスタイルにあったものを選択しましょう。
エンジニアが働き方を選ぶ上で重要なポイントとは
エンジニアが働き方を選択するにあたって重要なポイントは雇用形態に限りません。副業やリモートワーク、フレックス制度など、働く時間や柔軟な生活スタイルなども重要な要素となります。ここではエンジニアが働き方を選ぶ上で重要なポイントを3つ紹介します。
副業
エンジニアにとっては、収入の増加以外にも副業で得られるメリットがあります。たとえば、本業とは異なる分野のプロジェクトに参画することによって、従来では得られなかった新しい技術や知見を獲得できます。また、案件をとるための営業力や、人脈も手に入れることができます。
近年は社員の成長を促進するため、積極的に副業や社内起業を許可・推進する企業が少なくありません。副業の支援制度を持つ企業もあるため、機会があれば、スキルアップのためにも積極的に挑戦するべきでしょう。
ただし、副業については各企業でそれぞれ規定が異なります。よくある規則としては、副業は許可するが、自社と同じ分野の案件への参入禁止といったものがあります。こうした副業ならではの注意事項はきちんと把握しておく必要があります。また、副業のトラブルによって本業に影響が出ないよう、副業を開始する前に必ず上司や部署の責任者などに相談し、許可を得るようにしましょう。
リモートワーク
急速に普及しているリモートワークは、現地での作業が必要となるインフラ系などの一部を除く多くのエンジニアと親和性が高い働き方です。就労場所が自由になるため、今までは参入が難しかった遠隔地の案件に対応できるようになります。また、モニターの枚数、使用するデスクやチェアなどの働く環境を自分で構築することで、よりよいパフォーマンスが出せるようになります。
未経験の場合は、最初からリモートワークで就労するのは難しい場合もありますが、ある程度業務に慣れてきた頃合いを見て順次リモートワークに移行するという形態をとる企業も出ています。
フレックス
たとえば、多くの企業で導入されているフレックス制度のように、時間的制限が緩和された働き方が選べる場合、通勤ラッシュに巻き込まれない、保育園の送迎ができるなどのメリットがあります。
リモートワークが普及し始めている現在は、リモートワークと組み合わせて、コアタイムにミーティングを集中させることで就労時間に自由な幅を持たせ、ワークライフバランスを意識する企業も増えています。そのため、フレックスなどの制度も働き方を選ぶ上で大きな要素を持つようになりました。
フレックス制度に対応している求人案件はこちら
エンジニアの働き方例
ここからは、ここまでで解説した雇用形態と働き方のポイントを組み合わせた、新しいエンジニアの働き方の例をいくつか紹介します。さまざまな組み合わせ方があるため、いくつか代表的なものを選んで紹介します。
正社員+フレックス+副業
正社員として企業に所属し、フレックス制度を利用して働く時間にある程度の自由度を持ちながら、業務時間外で副業を行います。フレックス制度のある企業は多いため、副業が許可されるだけで多くの人が経験できる働き方です。
正社員の安定性を持ちながら、時間制約が少なく、空いた時間にスキルアップを兼ねた副業が可能なのが特徴です。
派遣社員+リモートワーク
派遣社員の案件にもリモートワークに対応した案件が増えています。リモートワークで自分のライフスタイルを大切にしながら、派遣社員としてさまざまな案件に関わり、実績を増やしてスキルアップしていくのも、これからのエンジニアの働き方のひとつです。
リモートワークであれば現場が離れている案件であっても参入できるため、興味のある案件へ参画するチャンスも増えます。また、通勤時間による制約を受けないため、自分の時間を捻出することも容易になります。
派遣社員+フリーランス
派遣社員として勤務しながら、一方でフリーランスとしても案件を受注する働き方です。所属する派遣会社の規定にもよりますが、週3~4日の派遣社員とフリーランスの案件を組み合わせることで、収入はもちろん、スキルアップができるメリットもあります。
フリーランスの案件については自分でスケジュール調整をする必要がありますが、スキルだけでなく、キャリアや人脈を確保できる面でも利点が大きいと言えます。
エンジニアの働き方はさまざま!自分にあった働き方をしっかり考えよう!
エンジニアの働き方は、正社員に限らずさまざまに変化しています。リモートワークの導入が広く進む中で、今までは難しいと考えていたライフスタイルとの両立が可能になりつつあります。
ひとつの働き方に縛られず、自分の目標や生活スタイル、キャリアプラン、今後の展望や挑戦したい案件など、さまざまな面から判断し、それにあった働き方を選ぶことで、より自分らしく働けるのではないでしょうか。
AKKODiSでは、WEB/IT系エンジニアが自分らしく働ける案件を多数ご用意しています。もちろん、ここでご紹介したリモートワークやフレックス制度などに対応した案件もあります。この機会に確認してみてはいかがでしょうか。
(2019年10月現在)