エンジニアが仕事上で大切にしていること「スキルアップ」と「マルチスキルの習得」
人財マネジメントより自身のアップスキル、キャリア開発を重視― ITエンジニア1,000名を対象に仕事に対する意識調査を実施 ―
2020.02.12
調査リリース2020年2月12日 東京
人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupのグループ会社で、エンジニア人財サービスを提供する株式会社VSN(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 川崎 健一郎)は、ITエンジニアを対象に、「仕事に対する意識調査」を実施し、1,012名から回答を得ました。
調査結果概要
- 6割以上のITエンジニアが、現在の仕事にやりがいを感じている
- 「現在の仕事にやりがいを感じているか」という質問に、6割以上のITエンジニアが「やりがいを感じている」と回答した。多くのITエンジニアが仕事にやりがいを感じていることがわかった。
- 「周囲から感謝される」、「自身のスキルレベルの向上」がやりがいの源泉
- 「どのようなときにやりがいを感じているか」については、約半数のITエンジニアが「発注部門や顧客から感謝されるとき」と「自分のスキルレベルの向上を実感できたとき」と回答。周囲からの評価とともに、自身のスキルアップについてもやりがいを感じる要素になっていることがわかった。
- 「仕事のマンネリ化」がやりがい低下の原因
- やりがいを感じていないと回答したITエンジニアに対し、その理由を聞いたところ「現在の仕事がマンネリ化している」、続いて「昇進・昇格が望めない」と回答する人が多く、変化の少ない業務や評価されにくい環境では、やりがいを得にくいことがわかった。
- ITエンジニアが大切にしていること、「自身のスキルアップ」と「幅広く活躍できること」
- エンジニアとして働くうえで大切にしていることについては、「自分のITエンジニアとしてのスキルアップの向上」、「一つの技術に捉われず、ITエンジニアとして幅広く活躍できること」が多く、やりがい同様に自身のスキルアップを大切にしているITエンジニアの姿勢がわかった。
今回の調査では、現役のITエンジニアの6割以上が、仕事にやりがいを感じなら働いており、また自身のスキルアップを重視する志向が高いことがわかりました。IT業界は、技術刷新のスピードが速く、そこに身を置くITエンジニアも最新の情報をキャッチアップし、自身のスキルレベルの向上に対しても高い意識をもって取り組むことが求められています。
VSNでは、高い問題解決力を備えたエンジニアが経営と現場、両方の視点からお客様の本質的な事業課題を解決する「バリューチェーン・イノベーター」という課題解決サービスを提供しています。エンジニアが高度な技術力だけではなく、現場視点でコンサルティングできる能力を向上できるよう教育・育成を強化しています。そうしたエンジニア人財の育成により、組織内の課題を広い視野で検出し、企業へ適切なソリューションを提供することで、新規事業・施策の計画および実施を推進し、企業の生産性の向上や事業拡大に寄与しています。
調査結果詳細
1. 6割以上のITエンジニアが、現在の仕事にやりがいを感じている
「現在の仕事にやりがいを感じているか」という質問に対し、「感じている」(64.9%)と回答したITエンジニアが6割以上と、「感じていない」(35.1%)の回答を大きく上回る結果になりました。6割以上のITエンジニアが、仕事に対してやりがいを感じ取り組んでいることが分かりました。
2. 「感謝されたとき」、「スキルレベルの向上を実感できたとき」にやりがいを実感
前問でやりがいを感じていると回答した657名を対象に、「どのようなときにやりがいを感じているか」を質問したところ、「発注部門や顧客から感謝されたとき」(48.4%)、「自分のスキルレベルが向上したことを実感できたとき」(48.1%)がほぼ同数で多い結果になりました。多くのエンジニアが、関係者から感謝される、または自身のレベルアップや技術力の向上を発揮できたときに仕事のやりがいを感じていることがわかりました。
3. やりがいを感じられない理由、第1位「仕事のマンネリ化」、第2位「昇進・昇給が望めない」
やりがいを感じていないと回答した355名を対象に、「やりがいを感じられない理由」を聞いたところ、「現在の仕事はマンネリ化しているため」(41.1%)、続いて「昇進・昇格が望めない」(39.7%)の順に多い結果になりました。自身のスキルアップを目指す志向が高いITエンジニアにおいて、変化の少ない業務や評価されにくい環境では、やりがいを得にくいことがわかりました。
4. ITエンジニアとして大切にしていること、「スキルアップ」、「幅広く活躍できること」
「ITエンジニアとして働くうえで大切にしていること」を質問したところ、「自分のITエンジニアとしてのスキルアップの向上」(29.7%)、「一つの技術に捉われず、ITエンジニアとして幅広く活躍できること」(26.5%)という回答が上位を占めました。一方で、「後輩やメンバーの人財育成に関わる」ことと回答した人は、7.4%にとどまり、人財育成やマネジメントよりも自身のアップスキルやキャリア開発を意識しているITエンジニアが多いことがわかりました。
調査概要
調査方法 | インターネット調査 |
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調査地域 | 全国 |
調査期間 | 2019年10月29日(火)~2019年10月30日(水) |
調査対象 | 20代~50代の正社員エンジニア 男⼥ 計1,012人 |
株式会社VSNについて
株式会社VSNは、人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの一員で、エンジニア人財サービスを提供しています。全国に4,000名以上の正社員エンジニアを擁し、取引先企業へ対して高い技術力と幅広い経験を生かし、課題解決に貢献しています。また、VSNエンジニアが経営と現場、両方の視点からお客様の本質的な事業課題を解決する独自サービスである「バリューチェーン・イノベーター」により、企業の生産性向上を支援しています。
2020年7月1日付けで、Adecco Groupで技術系人財サービスを展開する「Modis」とブランドを統合し、事業ブランドの名称を「Modis VSN」へ変更します。