Microsoftとのパートナーアライアンスを幅広く担当、大きな裁量を持ちながら世の中に新しい価値を生みだす喜び。

 

#Microsoft #パートナーアライアンス #Microsoft Power Platform

AKKODiSコンサルティング(以下、AKKODiS)にはエンジニアとしてのスキルと経験を生かし、日本の課題解決に積極的にアプローチをする社員が数多く在籍しています。今回は、Adecco Groupで新規サービスを成功させ、現在はAKKODiSに転籍しMicrosoft Power Platformサービスの立ち上げに参画しているMicrosoft Business Development Managerに話を聞きました。

インターンシップで構想した新規ビジネスをAdecco Groupで軌道に乗せる。

私はアメリカの大学に在学中の2020年に、Adecco Groupが全世界で行っているインターンシップ・プログラム「CEO for One Month別ウィンドウで開く 」日本代表に選出されました。
「CEO for One Month」とは、国ごとに参加者を募り、選出された1名が各国のCEO(最高経営責任者)業務に携わることができるAdecco Group独自のインターンシップ・プログラムです。川崎社長のご指導の下、Adecco Group JapanのCEO業務を1カ月間体験し、CEO目線からの組織運営と真のリーダーシップとを学びました。そのインターンの最終日に、川崎社長と全社員に向けて新規サービスの提案をいたしましたが、その際、Adecco Groupへの入社オファーをいただき、2021年にAdecco初の新卒管理職として入社いたしました。

アメリカの大学では、インターナショナルビジネスとマーケティングをダブル専攻し、実際に企業の国際進出戦略やマーケティング施策、異文化間のビジネス交渉をどう行っていくのかを学びました。
またAdeccoに入社前は、人材会社で新規サービスの立ち上げフェーズを経験し、拡大戦略やプロモーション戦略を行いました。小さいころから、「生涯を通じて多くの女性をインスパイアできる存在になる」というライフビジョンを掲げており、常に新しい価値を生み出せるリーダーになりたいと思っております。
Adeccoに入社し新規サービス「シェアHR別ウィンドウで開く 」 を提案、プロジェクトマネージャーとしてそのビジネスを任されました。その結果、2年以内で黒字化し、27名の組織にまで成長することができました。
「シェアHR」は実務をベースとした人事課題を整理から解決までお客様に伴奏するアウトソース・シェアリング型の人事サービスです。企業内人事経験者を採用してプロ集団を作り、中小企業やベンチャー企業に人事部長として派遣、あるいは準委任契約で社内に入らせていただき、企業の中から人事変革を行います。人事部署での豊富な経験を持つプロ集団はそれまでの経験を生かしながら、新たな企業で課題解決のため活躍しています。

インターン時代に中小企業の経営者とお話をさせていただく中で、採用したい人材 が採用できない、あるいは見込んで採用した人材がなかなか定着しないという共通の課題があることに気づきました。また「経営戦略に直結する人事戦略がない」「それを作れるような人がいない」という声もヒアリングを通じて得られました。
さらに、人事の方からは、「本当は人事部門でキャリアを積みたいのにジョブローテーションにより別の業務に異動しなくてはならない」というケースがあることも聞きました。人事部門には、採用・組織開発・制度・労務などさまざまな領域があります。
しかし、「同じ領域しか担当することができず、人事部門でのキャリアを発展させられない」ということもヒアリングで伺い、人事部門において活躍できるような場を作りたいという構想が生まれたわけです。

20代最後の挑戦に選んだMicrosoft Power Platformサービスの立ち上げ参画と転籍。

「シェアHR」がローンチされてから約3年が経ち、サービスも軌道に乗ってメンバーが育ってきたという実感がありました。もちろん、プロジェクトマネージャーとしてもやりがいを感じていました。一方で、27歳となり20代最後の3年間は自分が全く経験したことがないフィールドに飛び込んで、思い切り挑戦したいという新たな気持ちも芽生えてきました。
2022年にAdecco Groupが展開する社内研修プログラム「インターナショナルフューチャーリーダー(以下、IFL)」に選出され、各国の次世代リーダー候補者たちとスイスにあるAdecco Group本社で研修を受ける機会がありました。5人が一つのチームとなりAdecco Groupに対して提案するというプロジェクトでは、最終的に1位を獲ることができ、広く各国でビジネスをしている人たちとの出会いに大きな刺激を受けました。

また同じ時期にAKKODiSでMicrosoft Power Platformのサービス別ウィンドウで開くを立ち上げていた吉田まみな別ウィンドウで開くと出会いました。
彼女から業務について聞き、今にも体が動き出しそうな、心の鼓動、わくわく感、エキサイティングな気持ちが湧きあがったのを思い出します。彼女が作ろうとしている世界観、ビジョン、そしてやろうとしているビジネスの規模感、それによってもたらすビジネスインパクトやソーシャルインパクトもすべてが私にとって魅力的でした。
ずっと文系であった私がどちらかというと苦手分野であるテック業界へ飛び込むこと、また今まで経験のなかったビジネスの規模感や提案にも不安はありましたが、何よりも面白そうだし、自分なら成長できる環境があるのではないかと思いました。そして決め手はもちろん吉田です。彼女のパッション、同じ女性リーダーとして多くの人をエンパワーしたいといった部分にも共通点が多く、そんな方とシンプルに仕事をしたいと思いました。
私が苦手意識を持っていたテックや理系分野とも思えましたが、自分が全く経験のないフィールドでどこまで成し遂げられるかを試したかった気持ちもあり、勇気を出して、2024年5月にAKKODiSに転籍したのです。

現在はMicrosoft Business Development Managerとして、Microsoftとのパートナーアライアンスを幅広く担当しています。立ち上がったばかりのMicrosoft Power Platformのサービスを拡大させるビジネスプランニングや戦略の策定のリードをし、主にMicrosoft本社とのアライアンスのさらなる強化と新しい価値創造を手掛けています。
また、これからは国内のお客様だけではなく、グローバルなビジネスの展開も構想中です。アメリカのお客様にもデリバリーをする予定ですので、日本のリソースだけでなく、インドやブルガリアのオフショアでのリソースを活用したデリバリー体制の立ち上げプロジェクトの全体PMを担当しています。
私たちMicrosoft Power Platformのミッションは「お客様を課題解決組織へと変革させる」です。私たちの内製化支援を通じて、お客様自身が自分たちで課題を特定したり、課題を解決できる力を身につけたりすることを目指しているわけですが、会社として現場からDXを推進していきたいと思われているお客様に対しご支援、お力添えができたらと思っています。

新規サービスの成功には社内を巻き込む力が必要。

Adecco Groupでもいろんな新規サービスが立ち上がりますが、終了してしまうこともあります。ターゲットのお客様にサービスを届けられなかった、サービスが社内に浸透せず、営業部門を動かすことができず、売上につながらなかったなど理由は様々です。
新規サービスが市場ニーズに合ったとしても、お客様に真の価値を届けるためには社内においてその価値を理解してもらえないとビジネスを拡大していくことはできません。お客様に価値訴求をする営業の方をしっかり巻き込んで動かすことで、ローンチ後の成長が決まると私は思います。
Adecco Groupでの「シェアHR」の場合でもそうでした。営業支社長やリーダー一人ひとりにサービスの説明に行き、お客様にこういう価値があるので商談に同行させてくださいとお願いしました。社内を巻き込んで新規事業を浸透させていった結果、サービスの価値を多くの方に訴求することができ、お客様やチームメンバーからうれしいフィードバックをたくさんもらうことができました。
例えばお客様からは「シェアHRがあったからこそ、私は辞めずに会社に残ってちゃんと人事戦略を作ろうと思いました」、社内の営業部門からは「シェアHRがきっかけで、その後、お客様と深い関係を築くことができました」「今までの新規サービスの中でシェアHRが一番良かったと思います」などと言っていただきました。

このようにお客様や現場の声、そしてメンバーが活躍している姿を会社の上層部や社内に届けていき、そのような小さな成功体験が積み重なって、徐々に周りからも認められ、会社としてこのサービスをやっていく価値に変わっていったと思います。
Microsoft Power Platformサービス以外に中期経営計画の「知の探索─いわゆる新規事業の開拓」チームにも入らせていただいております。そこでは30年後を見据えAIが当たり前の時代でどういう世の中を作っていきたいかを想像しながら、サービスを創造しております。「両利きの経営」という本でも、「既存事業を守りながら新規事業を開拓することで、市場の変化に対応できる」とあります。企業として、知の探索をする価値はここにあり、それが企業の存続につながります。新規事業に向けた実験と行動(知の探索)は苦しくはありますが、それが成功したとき、もしくは失敗したとしてもそれらの学びにより、どこかの成功につながったときのインパクトや高揚感は計り知れないと思っております。引き続き会社にも、社会にも新しい価値を生み出せる人材でい続けたいと思っております。

AKKODiSは個人のキャリアや成長を応援してくれる会社。

私は、新規サービスをゼロから生み出して、その生みの苦しみを経験しながら、周りを巻き込んで社内浸透させ、新しい価値を作っていくということに面白さを感じながら仕事をしています。
AKKODiSは個人のキャリアや成長を応援してくれる会社です。これはAdecco Groupに共通して言えることだと思います。
これをやりたいと自ら手を挙げれば、上司も周りも背中を押してくれますし、それができる環境を作っていただけます。新卒管理職として入社したとき、ビジネス立ち上げの経験もない私に、管理職としてそれらができる環境を用意していただきました。もちろん、すべてがすぐにうまくいったかと聞かれたら、挫折も経験しましたし、周りに迷惑をかけてしまったところもありました。しかし、会社がこの環境とチャンスを与えていただいたことに心から感謝をしていますし、これらの経験がなければ、今の私はないと思っております。AKKODiSへの転職も同様で、全く経験のない分野において私を採用していただき、こうやって日々テックへの挑戦、国内外を問わずビジネス構築をできることはAKKODiS、上司、チームの皆様のお陰だと心から感謝しております。

AKKODiSには、これをやりたいと手を挙げたら、周りや上司の方々が後押しをしてくれる、そんな環境があります。
求職者の方も、やりたいと思ったことがあれば、ぜひそこに意思表示をしていただければ、みんな後押ししてくれると思います。今、私が所属しているチームでは、ローコードアプリケーション群であるMicrosoft Power Platformに関するソリューションサービスを提供していますので、市民開発からDXを探っていきたい方には是非メンバーに加わっていただきたいと思っています。

PROFILE

川口
Microsoft Power Platform Group
Partner Alliance Group
Microsoft Business Development Manager

インターンシップ・プログラム「CEO for One Month 」日本代表に選出後、Adecco Groupに初の新卒管理職として入社。新規サービス「シェアHR」をプロジェクトマネージャーとして軌道に乗せる。
現在は、AKKODiSのMicrosoft Business Development Managerとして、Microsoftとのパートナーアライアンスを担当する。

  • インタビュー内容、所属は取材当時のものです。
AKKODiS People に戻る

AKKODiSコンサルティングに関するお問い合わせ