# ネットワークエンジニア #未経験入社 #プロジェクトマネジメント
AKKODiSコンサルティング(以下、AKKODiS)には9,000人以上のテックコンサルタント※が在籍しています。インフラ、ソフトウェア、データサイエンスなど多岐に渡る分野で、上流領域の要件定義、基本設計から保守・運用、量産の領域まで高いスキルを提供しています。今回は、IT業界未経験で入社後、PMとして活躍するネットワークエンジニアにAKKODiSの研修体制と自己研鑽と学びと成長を続ける原動力について聞きました。
※テックコンサルタント:AKKODiSではエンジニアの呼称をテックコンサルタントとしています。
リーマン・ショックで手に職を意識し、未経験からIT業界へ。
現在、私はネットワークエンジニアとして、お客様先で社内システムの移行および追加機能開発プロジェクトにおけるPMO やネットワーク要件定義、基本設計、構築支援などを行っています。AKKODiSには2013年に入社しました。
学生時代の後半にリーマン・ショックがあり、就職活動をしても仕事が決まらない人を目にしました。国の施設で働いていた私の父は、民営化施策で早期退職を検討する状況になりましたが、専門職の経験を生かしてすぐ仕事が決まったこともあり、私も社会人として新たに手に職をつけることを強く意識しました。
新卒ではサービス業に従事していましたが、資格や国家資格を持って「私は何者です」と言える方が、今後リーマン・ショックのようなことが起きても強いはずと思いました。大学では法学を専攻しIT経験は全くなかったのですが、労働の対価は業界の成長によっても変わると考え、成長すると言われていたIT業界を目指しました。
入社する会社を選ぶにあたり、自分の中に3つの基準がありました。まずは、未経験者を育成し、そこに力を入れてきた実績があるかどうかです。2つ目は、改善意識が会社に文化としてあるかどうか。改善というのは、業界の変化に対応するとか、会社の中で悪いことが起きたときに浄化するような文化のことです。できればテクノロジーを使って改善をしていく力がある会社が良いと思っていました。3つ目は今後もずっと成長し続ける会社であって、自分も長く働ける会社の可能性が高いかどうかです。AKKODiSはこれら3つの基準を満たしている会社だと思いました。
手厚い研修から実務へ、難しい案件に挑戦しながら成長しPMに。
AKKODiSにはネットワークエンジニアとして業務に就くことを前提として採用され、3カ月の研修期間中にネットワークに関する認定資格であるCCNAの取得が目標になりました。研修終了後すぐにお客様先に配属されるスケジュールでしたので、それまでにCCNAを取得するためにかなり勉強しました。通勤中も帰宅後も、研修中も限りなく勉強し、講師に「もう帰って」と言われたこともありました。
研修内容はビジネスマナーや試験勉強、ネットワークの勉強だけでなく、ネットワーク機器の操作も含まれます。講師が未経験者にもわかるよう工夫して教えてくれるなど、研修は手厚かったです。約20人の同期とお互いに切磋琢磨できました。
研修後、無事にCCNAを取得し大手通信会社に配属されました。最初の業務は無線関係の電波エリアの調査でした。ビルの裏や駅で電波がちゃんと届くかマッピングして、電波が届かないところはなぜ届かないのかを仮設を立てて報告する業務でした。
CCNAの資格はネットワークの基礎なので、無線の案件には直接役立たなかったのですが、現場では先輩や同僚が粘り強く育成してくれて、一緒に配属された新人と一緒に無線について勉強しました。
その後、現在も配属されている別の大手通信会社の業務をすることになり、ネットワークの要件定義、設計、構築支援を担当しました。法人顧客向けにネットワークを商品として提供するために設計をして、エンドユーザーに提供する業務と、この大手通信会社で社内システムの移行プロジェクトのPMO業務をしています。
古くなった社内システムから別の新たなシステムへ機能を移行するプロジェクトで、どういう機能が必要なのか開発会社と交渉をしながら新しいシステム・追加機能開発を推進する取りまとめ役です。
2社目の大手通信会社では、3年程でネットワーク保守運用のリーダーとしての役割を担当し、案件の割り振りや問題が起きた時のエスカレーション対応、方針の決断なども任されました。同じ時期にAKKODiS社内のワーキングリーダーも経験したことで、お客様先でも早々取りまとめ役やリーダーを任されるようになりました。
AKKODiSにはプロジェクトマネジメント研修は複数ありますし、社内の制度でPM認定の資格もあるのですが、私は実務の中で難しい案件にもチャレンジしていくうちにリーダーを任されるようになりました。
成長のために社内資格も複数取得し、失敗を重ねながら信頼を獲得。
もちろん、失敗もたくさんしてきました。失敗が怖いから難しい案件を避けるのではなく、わからないなりにチャレンジをして、対応件数を一つでも増やし、多く失敗して、その分早く成長できるように仕事に取り組みました。この繰り返しが自信につながり、失敗を重ねながらお客様の信頼を獲得することができたのではないかと思います。
例えばネットワークの設計では、新人なりに取り組んだのですが、結果的に間違っていたことがありました。しかし、その結果をお客様社員が理解してくれて、マニュアルの改修につながったことがありました。
また、保守運用で大規模な障害が夜中に起きた際には、緊急でさまざまな対応をしようとしましたが、完璧にはできなかったこともありました。
失敗を重ねながらも自分の成長の糧にしていき、お客様先のナレッジとして積み重ねていくことができました。その結果、自分ができることが増えてくるので、次の難しい案件に繋がりました。新しい経験を得るために、「やっとことあるものは極力やらない、やったことないものは極力やってみる」というマインドで仕事をしています。
社内資格の取得にも力を入れました。以前運用されていた「バリューチェーン・イノベーター(以下、VI)」のシニアVIPという資格を取りました。VIとは、高い問題解決力を備えたエンジニアが経営と現場、両方の視点からお客様の本質的な事業課題を解決する仕組みです。
シニアVIPは、簡単に言うと、お客様の課題解決を提案し、その提案が3000万円以上の効果を生み出す実績が認められた場合に取得できます。エンジニアの中では、私が最初に取得したと思います。
他にはPM認定(プロジェクトマネージャー認定)、アデコのCCS認定(キャリアコンサルティングスキル認定)のシルバーも取得しました。
お客様先でのチームビルディングは、お客様が納得したメンバーが入るのが大前提ですが、一つの現場に一人のリーダーを配置するように意識しています。現場にリーダーがいるかいないかで、クオリティに違いが出ると思いますので、情報やメンバーの様子を把握するためにもリーダーがいる状況を作るようにしています。
エンジニアとして成長できるAKKODiSの良好な人間関係と環境。
スペシャリストとゼネラリストという言葉がありますが、自分はゼネラリストタイプだと思っています。複数のスキルを掛け算で市場価値を上げる考え方で、50人に1人のマネジメント能力と、50人に1人のエンジニアリング能力と50人に1人のコンサルティング能力を掛け合わせれば、何万人に1人の市場価値になれます。
今はそういう考えのもと、この3つのスキルをそれぞれアップさせて成長していきたいと思います。
AKKODiSの人間関係がすごくいいですね。役職関係なく本音で会話できる環境で、失敗したときに励ましたり、指摘したり、良いところはほめる風土があります。このように人間関係が良いとエンジニアとしての成長も早いと思っています。また、プライベートでも一緒に過ごす仲間が多いので、居心地が良いと感じます。
国内最大級の研修センターがあり、実際に現場で働いていた過去を持つ講師が毎日教えてくれるので、周囲と切磋琢磨しながら日々勉強できる環境が整っています。独学だけだと、未経験はきついと思います。
何よりも3ヵ月間の研修で一緒に学んだ同期との絆は強いです。3年目研修や5年目研修もあり、先日は10年表彰の会もありました。プライベートで飲みに行くだけでなく、それぞれの現場で仕事の繋がりが温かい会社だと思います。
私は入社してすぐ仕事とプライベートをわける感覚がなくなりました。自分が未経験でエンジニアになる覚悟を持って転職したので、プライベートでも勉強する時間を多めに取るようにしています。短期間で集中して勉強する期間も作り、自己研鑽の時間を取るようにしています。チャレンジを続けながら、なりたい姿に近づきたいと思いますし、AKKODiSはそうなれるように応援してくれる会社です。これからも仕事を通じて多くの仲間と共に成長していきたいです。
PROFILE
田實
Platform Business事業本部 キーアカウント第4事業部
ソリューションサービス第4グループ グループマネージャー
2013年、IT業界未経験者としてAKKODiSコンサルティング(当時はVSN)に中途入社。ネットワークエンジニアとして、主に大手通信会社のネットワーク要件定義、基本設計、構築支援を行うほか、社内システムの移行および追加機能開発プロジェクトにおけるPMOを担い、複数案件のPMとして活動している。
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※インタビュー内容、所属は取材当時のものです。