PM認定制度の運用プロジェクトをリード中。大規模プロジェクトを回す人財輩出を目指す。

 

#プロジェクトマネジメント #研修 #コンサルティング

AKKODiSコンサルティング(以下、AKKODiS)にはエンジニアとしてのスキルと経験を生かし、日本の課題解決に積極的にアプローチをする社員が数多く在籍しています。今回は、2023年2月に運用が開始されたPM認定制度の立上げプロジェクトをリードしている杉森が登場します。前職のコンサルファームでのPMOと社員研修のリードマネージャーを経て、現在はAKKODiSの人材育成を推進しています。杉森さんが目指すAKKODiSの未来とは?ご自身のキャリアビジョンを含めて語りました。

ITコンサルタントとしてプロジェクトマネジメント・スペシャリストに。社員研修のリードマネージャーも経験。

東京大学法学部を卒業後、司法浪人生の期間を経て2001年5月に新卒で某ITコンサル企業に入社しました。学生の頃はあまり勉強しておらず、ヒップホップダンスにのめりこんで毎日ダンスをしていました。4年生になって司法試験を受けようと決意し、卒業後は親元で司法試験浪人をしました。

司法試験は当時超絶な暗記力が求められていた中、記憶力に自信がなく、手詰まりだなと感じ26歳で受験を断念、同期や先輩も多く在籍しており、過酷で成長も早い会社だと知っていたため、遅く社会人になる分をキャッチアップすべく某ITコンサル企業で修業を積もうと考えました。

この某ITコンサル企業では、ITコンサルタントとしてシステムの刷新可能性の調査や業務フローの改善提案だけでなく、画面設計・データベース設計・C+での設計やプログラミングなども行いました。入社2年程でテストも含め一通り経験し、入社5年でシステムインテグレーションと呼ばれる世界を上流から下流まで学びました。

その後マネージャーに昇進し、公共系のクライアントのプロジェクトマネジメントを続けました。数十億、百億、といった大規模プロジェクトのPMOチームリードも数多く経験してきました。大規模プロジェクトのPMOチームリードというのは、体系的・網羅的なプロジェクトマネジメントスキルが必要ですし、現場を縦串・横串で横断的に調整し、プロセス改善や課題調整などをリードしなければならないため、通常規模のプロマネだけではできない経験を何度もでき、大変有意義だったと感じています。

その後、社員研修のリードマネージャーとして、新卒・中途入社研修の企画・運営チームをリードしました。人材育成計画のWBSを組み、新しいカリキュラムやマテリアルの追加・廃止、運用の見直しを行いました。前職では毎月百人単位で入ってくる新入社員の講師を現場のコンサルタントが務め、月毎に5~7名程度アサインしてプロジェクトを組んで進めるのですが、講師の選定や、毎月のマテリアルの改善を実施し、トレーニングCoE(Center of Excellence:センターオブエクセレンス)立ち上げにもかかわりました。

研修というプロジェクトは人が育つのを目の当たりにできるところにおもしろさが感じられ、大枠の予算の中で、自由にやらせてもらえていました。私としては、全方位で仕事をしてから、プロジェクトマネジメントを経験したことでPM志向になったのではないかと感じています。細かい性格なので、ものごとがきれいに整理された状態で進むことや、コントロールできる状態にあるところにやりがいを感じてしまいますね。

互いを思いやる温かいAKKODiSはテックコンサルタントの志の高さが魅力。

前職はハードワークでしたので、自律神経を壊してしまいました。そこでサステナブルに働きたいと考えたことをきっかけに、勤続20年の会社を出て、プロジェクトマネジメント、あるいは研修、といった方向性で転職活動をすることにしました。

なかでも、AKKODiSには人財育成に力をいれているところに魅力を感じました。また自分が最も貢献できるPM研修に携わることができることが入社の決め手でした。
某ITコンサル企業は、独立した個が集まって協調関係を結んでいるカルチャーでした。一方、AKKODiSは、お互い仲良くすること、思いやること、知り合いになること、情報交換しあうことに重きを置いていると感じています。全社キックオフの休憩時間などもグループで談笑していて、雰囲気がアットホームで温かいところが素敵だなと感じています。テックコンサルタントの方にも、自分で何かもっとできないかというマインドを持っている方が多い印象です。これはただの派遣会社ではなくVIをやってきた会社ならではの強みだと思います。

AKKODiSとしては2023年からコンサル会社として船出し、完全なるレッドオーシャンに挑んでいくのは、非常にチャレンジングな取り組みだと感じています。現在はまだ派遣業態がベースになっており、受注プロジェクトの規模が非常に小さいのですが、今後コンサルやソリューションで大きな案件を請け負い、100人体制で数年といったビッグプロジェクト月を常時数十件程度回せる状況に持っていけなければ、大きな成長は難しいと考えています。

PM認定制度を社内に広めビッグプロジェクトを回せる人財の育成へ。

現在、PM認定制度取得に立ち上げから参画し、プロジェクトを適切に回せる人財を育成してこの制度を広げていく取り組みをしています。研修をどう継続的に改善、追加し、認定試験や認定基準をPM認定の意義に従っていかに緻密に構築していくかなど、プロジェクトを継続して進めています。きちんとプロジェクトマネジメントができる社員を輩出し、顧客先でさらに活躍できる人財を育成する、そして認定を出して人財の質を保証する、そういったことが目下の仕事です。すべての人がマネージドされた状態で働けるようにする、という目標を持っています。

マネージドされた状態とは、課題・スケジュール・人間の負荷・品質などが管理されている状態のことです。ビジョンを示して適切なリーダーシップを発揮して、メンバーのモチベーションを維持することも大事ですが、それ以上に重要と考えています。プロジェクトマネジメントは働くうえでの土台であり、だれもが備えていかなければならないスキルであると思っています。

PM認定制度には、エントリークラスという経験・スキル不問で挑戦できる認定クラスも設定しています。ぜひ全ての社員の皆様に参加して頂き、将来、プロジェクトの経験を多く踏んだのちに上位のクラスの認定へとステップアップしていくための土台としてもらいたいです。

何より会社が、派遣中心の業態から、コンサルやソリューションデリバリーに軸足を移していくチャレンジの中で、大規模プロジェクトを燃やさずマネジメントできるPM人財の育成・獲得というのは不可欠です。

いま若い皆さんが、中長期的にみてその中心を担っていくことを考えると、体系的で実践的なプロジェクトマネジメント研修というのは、まさにAKKODiSにとって、いま軸とすべき課題への主たる解決策の一つだと感じ、やりがいと使命感を感じているところです。

※AKKODiS Peopleのプロジェクトマネージャー紹介記事もご確認ください。
プロジェクトマネージャー紹介記事はこちら

PROFILE

杉森
アカデミー本部人財開発部ビジネストレーニンググループ

AKKODiSのPM認定制度の立上げプロジェクトをリード。プロジェクトを適切に回せる人財を育成してこの制度を広げていく取り組みを進めている。大学卒業後、司法浪人生の期間を経て某ITコンサル企業に入社。ITコンサルタントとしてシステムインテグレーションと呼ばれる世界を上流から下流を経験するプロジェクトマネジメント・スペシャリストに。その後、大規模プロジェクトのPMOチームリードし、社員研修のリードマネージャーとしてはトレーニングCoE立ち上げにも関わる。

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